ダイバーシティ・健康経営
DIVERSITY & INCLUSION,
HEALTH MANAGEMENT
02
HEALTH
MANAGEMENT
健康経営
みんなの元気が、
豊通シスコムの元気。
豊通シスコム 健康宣言
従業員の健康維持・増進を
最重要経営課題として取り組みます。
健康に気を付けて、
個人の余暇を充実
~家族との団欒や趣味を
楽しむことを大切に~
- 豊田通商グループ健康宣言に基づき、
従業員各人の健康意識向上を図り、
従業員の健康維持・増進に取り組みます。 - ICT活用を通じて働き方改革に取り組み、
従業員が時間を有効活用できるようサポートします。 - 上記を通じて従業員が
家族との団欒や趣味を楽しみ、
心身を豊かに保つことで新たな発想や
イノベーションの創出に
つなげていきます。
豊田通商グループ健康宣言に基づき、
当社も2018年10月に経営トップより
当社に合った独自の健康宣言をしました。
会社は施策他で支援し従業員は自ら健康意識を向上し。
取り組む事で共に成長したいと考えます。
2024年3月11日、経済産業省と日本健康会議が
優良な健康経営を実践している法人を顕彰する
「健康経営優良法人2024(大規模法人部門(ホワイト500))」に選定されました。
健康経営が目指す姿と
そのための3つの指針
健康経営が目指す姿
健康でこころもからだも
元気な社員と活気ある会社
従業員の健康
当社は、従業員が自ら自身の健康を認識し、
自主的に健康改善取り組みを行い
活力高く働けるようサポートします。
職場の活性化/働き方改革
当社は、戦略的な健康経営の取り組み(方針・施策・投資)と、ICTを活用した働き方改革を進め、
安全で安心して健康的に働ける職場環境を整え、
「健康でこころもからだも元気な社員と
活気ある会社」の実現をサポートします。
プライベートの充実/社会への貢献
当社は、従業員が家族や友人と過ごす時間や
趣味や運動の時間が大切と考えます。
プライベートの充実が新たな発想やイノベーションを起こし
従業員と会社が共に成長し社会への貢献に寄与いたします。
健康戦略マップ
経営課題の解決につながる健康課題から、期待する効果・健康保持増進に関する
具体的な取組みのつながりを把握し、健康経営を推進しています。
健康経営推進体制
当社は、従業員とその家族の安全と健康を第一と考え、健康経営が経営土台となっています。
従業員一人一人が生涯にわたり社会に貢献していくためには、
自立的に自身の健康保持・増進を行えることが大切と考えています。
そのため「ヘルスリテラシー向上」を最重要課題と設定し、最高責任者を代表取締役社長とし、推進責任者に人事部長を任命し、人事Gの健康スタッフ・保健師・産業医・公認心理師が専門性を発揮し、健康保険組合他と協働や衛生委員会で従業員の意見を反映し、健康経営を推進します。
労働安全衛生
労働安全衛生法に基づき、衛生委員会の開催、衛生管理者や産業医による職場巡視を実施しています。
また、労働安全衛生についての危険源の特定、リスク評価も実施し、労働災害防止に努めています。
2022年度の労働災害の発生は0件でした。
健康経営取り組みによる各種数値
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2025年度 目標値 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期健康診断 受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | ||
精密検査 受診率 ※1 | 52.4% | 92.2% | 90.0% | 87.5% | 70% | ||
ガン検診 受診率 | ABC検診 | - | 100% | 100% | 100% | 100% | |
便潜血 | - | 96.1% | 96.8% | 95.9% | 100% | ||
治療率 ※2 | 血圧 | 59.1% | 83.9% | 74.2% | 83.9% | 85% | |
血糖値 | 70.0% | 90.0% | 77.8% | 63.6% | 85% | ||
肥満者率 | BMI25以上 | 全年代 | 22.3% | 25.7% | 22.0% | 22.8% | 22% |
40歳未満 | 15.3% | 18.6% | 14.6% | 15.2% | 15% | ||
喫煙率 | 18.3% | 15.2% | 14.5% | 14.2% | 15% | ||
運動習慣者比率 ※3 | 21.9% | 18.0% | 22.3% | 26.2% | 25% | ||
「睡眠により十分休養が取れている」者の割合 | 55.8% | 69.0% | 66.8% | 67.8% | 70% | ||
朝食摂取率 ※4 | 74.4% | 70.3% | 74.0% | 73.8% | 75% | ||
飲酒習慣率 ※5 | 22.9% | 17.0% | 16.2% | 12.5% | 20% | ||
人間ドック受診率 | 28.8% | 27.5% | 36.9% | 22.6% | 35% | ||
ストレスチェック受診率 | 98.1% | 98.5% | 96.4% | 96.9% | 90% | ||
高ストレス者率 | 11.4% | 10.9% | 5.5% | 5.6% | 10% | ||
長時間労働 | 45Hを超える時間外労働勤務の発生率 | 5.3% | 5.1% | 5.2% | 6.2% | 5.0% | |
所定外労働時間の平均 | 22.2H | 18.3H | 22.3H | 24.1% | 20H | ||
過重労働者産業医面談対象者の面談実施率 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100% | ||
年次有給休暇取得率 | 75.0% | 63.7% | 67.1% | 72.1% | 75% | ||
アブセンティーイズム ※6 | 身体 | 0.06% | 0.24% | 0.29% | 0.66% | 0.05% | |
メンタル | 0.54% | 0.34% | 0.19% | 0.18% | 0.50% | ||
プレゼンティーイズム(WHO-HPQを用いて算出した生産性損失割合)※7 | - | - | 36.8% | 37.2% | 35% | ||
ワークエンゲージメント ※8 | - | - | 51.6 | 51.2 | 53.0 | ||
医療費(1人当たり)国内 | - | 258,000円 | 255,296円 | 255,405円 | 250,000円 |
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2025年度 目標値 |
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定期健康診断 受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | ||
精密検査 受診率 ※1 | 52.4% | 92.2% | 90.0% | 87.5% | 70% | ||
ガン検診 受診率 | ABC検診 | - | 100% | 100% | 100% | 100% | |
便潜血 | - | 96.1% | 96.8% | 95.9% | 100% | ||
治療率 ※2 | 血圧 | 59.1% | 83.9% | 74.2% | 83.9% | 85% | |
血糖値 | 70.0% | 90.0% | 77.8% | 63.6% | 85% | ||
肥満者率 | BMI25以上 | 全年代 | 22.3% | 25.7% | 22.0% | 22.8% | 22% |
40歳未満 | 15.3% | 18.6% | 14.6% | 15.2% | 15% | ||
喫煙率 | 18.3% | 15.2% | 14.5% | 14.2% | 15% | ||
運動習慣者比率 ※3 | 21.9% | 18.0% | 22.3% | 26.2% | 25% | ||
「睡眠により十分休養が取れている」者の割合 | 55.8% | 69.0% | 66.8% | 67.8% | 70% | ||
朝食摂取率 ※4 | 74.4% | 70.3% | 74.0% | 73.8% | 75% | ||
飲酒習慣率 ※5 | 22.9% | 17.0% | 16.2% | 12.5% | 20% | ||
人間ドック受診率 | 28.8% | 27.5% | 36.9% | 22.6% | 35% | ||
ストレスチェック受診率 | 98.1% | 98.5% | 96.4% | 96.9% | 90% | ||
高ストレス者率 | 11.4% | 10.9% | 5.5% | 5.6% | 10% | ||
長時間労働 | 45Hを超える時間外労働勤務の発生率 | 5.3% | 5.1% | 5.2% | 6.2% | 5.0% | |
所定外労働時間の平均 | 22.2H | 18.3H | 22.3H | 24.1% | 20H | ||
過重労働者産業医面談対象者の面談実施率 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100% | ||
年次有給休暇取得率 | 75.0% | 63.7% | 67.1% | 72.1% | 75% | ||
アブセンティーイズム ※6 | 身体 | 0.06% | 0.24% | 0.29% | 0.66% | 0.05% | |
メンタル | 0.54% | 0.34% | 0.19% | 0.18% | 0.50% | ||
プレゼンティーイズム(WHO-HPQを用いて算出した生産性損失割合)※7 | - | - | 36.8% | 37.2% | 35% | ||
ワークエンゲージメント ※8 | - | - | 51.6 | 51.2 | 53.0 | ||
医療費(1人当たり)国内 | - | 258,000円 | 255,296円 | 255,405円 | 250,000円 |
- ※1 産業医が必要と指示した者のみ
- ※2 治療対象者のうち治療を受けている者の割合
- ※3 1週間に2回、1回あたり30分以上の運動を実施している人の割合に「はい」と回答した者の割合
- ※4 「朝食を抜くことが週に3回以上ある」に「いいえ」と回答した者の割合
- ※5 頻度が時々または毎日かつ飲酒量が清酒換算2合/日以上
- ※6 連続して7日以上私傷病で休んだ者の損失割合
- ※7 出勤しているにも関わらず心身の健康上の問題が作用してパフォーマンスが上がらない状態
- ※8 ユトレヒト・ワークエンゲージメント尺度との相関の高い8項目を用いたベンダー独自尺度で測定
ワークエンゲージメント・プレゼンティーイズム分析に関して
・測定時期:ストレスチェック同時実施 ・回答率:97.2%(355人)
総評
2020年度より、発生率が高い胃がんや大腸がんへの予防として定期健康診断項目に胃がんリスク検診、大腸がん検診を追加しがん検診を実施しています。
2023年度からは、希望者に対して婦人科検診の追加と費用補助を開始しました。
また、精密検査や治療への働きかけを推進し、精密検査の受診率を維持しています。
新型コロナウイルスによる働き方(テレワーク)や生活スタイルの変化から、一時的に有所見率や肥満率、
生活習慣が悪化傾向にありましたが、健康施策により、有所見者率や肥満率、生活習慣が改善しています。
健康施策の一つである健康イベントでは、歩数が多い人ほど健康行動目標達成度が高く、
ヘルスリテラシーが高いことがわかりました。
今後も生活習慣病予防の観点から社員一人一人のヘルスリテラシーの向上に特に注力して活動する必要があると考えています。
加えて、アブセンティーイズム・プレゼンティーイズムや医療費の分析を適切に行い、投資を検討していく予定です。
施策実施内容
従業員の健康
定期健康診断
従業員へ定期健康診断の受診を義務付けており、
受診率は100%を維持しています。
事後措置として、就業区分判定や、産業医や保健師による保健指導を行い、従業員の健康状態改善に繋げています。
豊田通商グループでは、豊田通商(株)東京本社・大阪支店の社内診療所に加え、2020年度に、名古屋本社の
提携診療所として名古屋ステーションクリニックに従業員専用時間を設け、受診アクセスの向上を図っています。
保健指導や働きかけの成果として、生活習慣に関しては年々改善傾向にあり、個々のヘルスリテラシーの向上が見られています。
ストレスチェック
2015年12月のストレスチェックの義務化に先立ち、2010年よりストレスチェックを実施しています。
従業員が安心してストレスなく受検できるよう環境を整備し、高い受検率を維持しています。
個人への支援に加え、集団分析を行い分析結果を用いた組織への支援や
メンタルヘルスセミナーを開催するなど、
従業員のこころの健康づくりをサポートしています。
2021年より新たに導入したストレスチェックシステムにより、ストレスチェックの他、従業員にセルフ学習機能を提供、
プレゼンティーイズムやエンゲージメントの数値の把握と分析を始めました。
効果検証ではストレス度が高いほどワークエンゲージメントが低くやプレゼンティーイズムが高くでていることがわかりました。
残業削減対策
従業員の勤務時間を把握し、具体的なKPI値目定め、
残業時間削減施策を継続して行っています。
また、長時間労働者には産業医面談を実施し
健康障害防止に取り組んでいます。
生産性の向上と適正な残業時間のバランスを取れる職場を目指して取組継続します。
有給休暇取得奨励
リフレッシュ休暇制度など長期の有給休暇が取りやすい環境をつくり、有給休暇取得率の向上に努めています。
2020年度は、新型コロナウイルス感染予防による全従業員の在宅勤務が進んだ半面、有給休暇取得率が
低下しました。
取得しやすい環境つくりとして”夏期休暇+2活動”や”メモリアル休暇活動”を行っており、
2021年度は有給休暇取得率は改善しています。
生活習慣病対策
メタボリックシンドローム対策として、健康保険組合と連携し特定保健指導を実施しています。
その他、生活習慣改善のための健康イベントやセミナーを開催しています。
喫煙対策
2015年より段階的に喫煙室閉鎖を開始し、2020年
4月より屋内喫煙室をすべて閉鎖しました。
現在は、禁煙セミナーや禁煙外来補助等、禁煙促進施策を実施しています。
禁煙率は2020年度、2021年度と改善しています。
がん対策・女性特有疾病対策
健康増進のため、下記取り組みを開始しています。
◎定期健康診断へ胃がん・大腸がん検診項目追加
◎人間ドックの費用補助
◎婦人科検診の費用補助
婦人科検診受診率向上のため、2023年度は希望者に対して婦人科検診を実施しています。
メンタルヘルス対策
全従業員へセルフケア教育を、管理職へはラインケア教育を行っています。また、社内には「こころとからだの相談窓口」を設置し、専門スタッフによる相談・支援を行っています。
健康相談・療養者支援
産業保健スタッフや人事総務部、職場と連携し、不調者への個別支援や、療養前~療養中~復職後に至るまで
療養者のサポート支援を行い、療養の長期化・再発防止に取り組んでいます。
職場の活性化/働き方改革
げんきプロジェクト
(こころもからだも元気に!)
従業員が毎日充実して生活をおくるためには、
こころもからだも
健康であることが不可欠です。
従業員の健康度をあげ、病気やケガを未然に防ぐことを目的に、2016年より「げんきプロジェクト」を発足し活動しています。
健康チャレンジ
「歩く習慣のきっかけづくりと健康意識の向上」と「 コミュニケーションの活性化」を目的に、2018年から毎年開催しています。 2021年度は、ウォーキングに加えて、健康的な生活習慣を目指すための健康行動目標を掲げ、 目標達成に取り組む社内イベントを開催しました。(参加率40.4%、参加者満足度91.6% 平均歩数7,281歩) 参加者によるアンケートの結果、体重減・体調良化のあったとの回答が44.2%あり、 特に体重減少のあった社員では、歩数が多く健康行動目標達成度が高いという結果がでした。 また、歩数平均が8,000歩以上では健康行動目標達成度が高い傾向にあり、歩数が多い人ほどヘルスリテラシーが高いことがわかりました。 イベント後も健康を意識した行動するとの回答が88.4%あり、ヘルスリテラシー向上にも期待できると取組みとなっています。 2022年度は参加率が49.0%と過去最高の参加となりました。2023年度は健康保険組合コラボ開催を予定しています。
ヘルスリテラシーセミナー
がんなどの病気、食生活などの知識、ストレッチセミナーなど、毎年テーマを変えて行っています。
2022年度は、以下のセミナーを実施しました。
- 産業医セミナー(健診結果の見方):参加者57人、満足度96%
- 身体の歪み改善ストレッチセミナー:参加者37人、満足度97.3%
- 栄養士による食生活セミナー:参加者24人、満足度83.3%
- 子宮がん・乳がんセミナー :参加者73人、満足度95%
- その他、目の健康セミナー、効果的な歩き方セミナー、花粉症に関する情報を案内しました。
健康ポータルサイト
健康情報、健康相談、イベント告知、定期健康診断結果の見方等を従業員に発信しています。
節目面談
新たに入社した社員、入社2、4、11年目、新任役職者など、節目となる年齢や時期に、心身の状況を確認し、相談やアドバイスを行っています。
食生活の支援
健康的な食生活を目指して、朝食欠食率の改善、栄養バランスの改善のため、オフィス内に野菜ジュースやスムージー等の提供をしています。
働き方改革
オフィス勤務とまったく変わらないセキュアなテレワーク環境を整備し全従業員の在宅勤務を可能にしています。
従業員はオフィス勤務と在宅勤務をバランスよく活用し生産性の向上に努め、また在宅勤務する事で不要となった
通勤時間を家族や友人と過ごす時間や
学習・趣味・スポーツ・ウォーキングの時間に活用しています。
併せてフレックスタイム制度もあり、育児・介護・看護など個人の事情がある従業員も安心して業務を行えています。
また、2023年3月よりフリーアドレスを導入し、より社員の働き方に合わせたオフィスに変更しております。
プライベートの充実/
社会への貢献
プライベート充実への支援
社会への貢献
名古屋グランパスエイト、名古屋フィルハーモニー交響楽団、
ファイティングイーグルス名古屋の後援会会員として活動を
支援しています。
この活動はスポーツ観戦や音楽鑑賞を家族・友人と楽しめる従業員への福利厚生の側面も持っています。
お取引先様との協力
当社は、健康経営への取組や働き方改革(テレワークの浸透他)を数年間行って参りました。
各種健康イベントを会社の壁を越えてご参加いただけるよう工夫をしています。
まだまだ発展途中ではありますが、お取引先様と共に成長する機会の創出に尽力してまいります。
新型コロナウイルス感染対策
感染拡大の予防とし以下を実施しております。
①アルコール消毒液やウェットティッシュを常設
②感染時の出社制限マニュアルの展開