PROJECT STORY 04
豊田通商の
完成車輸出管理
システムを再構築
『ALTEMIS』プロジェクト
豊通シスコムが過去に開発した完成車輸出管理システム『BNAS』は、豊田通商のモビリティ本部において新車の出荷業務を管理支援するシステムでしたが、2025年にシステムサポート切れのタイミングを控えていました。現在、新たな完成車輸出管理システムをイチから再構築する『ALTEMIS』プロジェクトが発足し、2025年の稼働をめざしてプロジェクトが進められています


現行システムに代わる
新システム開発の
プロジェクト
現行『BNAS』は2008年から使用されているシステムでしたが、長年の使用の中でトヨタグループ全体に関わる商流の変化もあり、システムの部分改修では吸収しきれない多くの課題が発生。新しいシステムの構築が必要となっていました。プロジェクトは2021年から構想が始まり、2022年下期からは本格的にプロジェクト開始。現在は開発の段階に入り、2025年の稼働をめざしてプロジェクトを推進しています。


バージョンアップか、
スクラッチ開発か
再構築プロジェクトの立ち上げ時には、コストを抑えられるパッケージのバージョンアップとスクラッチ開発の2つの選択肢がありました。コストと機能を両天秤にかけながら検討を重ねた結果、最終的にはユーザーの将来的なニーズを考慮して、より高度なシステムを構築できるスクラッチ開発を選択。現行システムにあった多くの課題を抜本的に解決するシステムを開発中です。


コストを抑えながら
ハイレベルな
システムを構築
プロジェクトでは、ユーザーやプロジェクトメンバーとの関係づくりが最も大切な業務となります。ユーザーの目線に立つことができないと、どこかで要件の漏れが発生することになり、品質の良いシステム構築は実現できません。コストを抑えながらのハイレベルなシステム構築を実現するために、開発作業は中国拠点を活用したオフショア開発も組み込みながら進められています。


データ活用で
進化し続けるシステムに
ALTEMISの稼働後は、収集されたデータを活用して、ユーザーの業務にさらに貢献できる仕組みを提案していく予定です。システム開発は納品・稼働した時点で完成するわけではなく、それ以降が本番と言っても過言ではありません。ユーザーの要望を取り入れながら継続的に改善を重ね、日々より良いシステムへと進化を続けることで可能な限り長く使っていただけるシステム開発を当社では心がけています。
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大久保 仁詞
アプリケーション技術本部
2008年中途入社 -
小澤 惇一
アプリケーション技術本部
2012年新卒入社