ダイバーシティ・健康経営

DIVERSITY &
INCLUSION

一人ひとりがイキイキと働ける企業へ

一人ひとりが
イキイキと働ける企業へ

国籍や人種、年齢、性別など多様な背景を持つ人材が存在する組織「ダイバーシティ」を推進し、労働力の確保や組織のパフォーマンス向上を図る企業が、近年増えています。
豊通シスコムでもダイバーシティを推進し、生産性や創造性を向上させるため、さまざまな取り組みを実施しています。

一人ひとりがイキイキと働ける企業へ

豊田通商グループの
「Diversity&
Inclusion」の定義

“さまざまな違いを尊重して受入れ、「違い」を積極的に活かすことにより、変化し続けるビジネス環境や多様化する顧客ニーズに最も効果的に対応し、豊田通商グループ全体の優位性を作り上げること”
豊田通商グループでは、D&Iをこのように定義し、活動を推進しています。

Diversity
(多様性)

国籍、人種、年齢、性別などの属性やその他の要素(性格・価値観など)の異なる人材が存在する状態。

Inclusion
(受容)

「違い」に関わらず、全員が組織に平等に参加しその能力を最大限発揮出来るようにすること。

豊通シスコムが
推進する
Diversity&Inclusion

当社では、多様化するビジネス環境や顧客ニーズにICTを活用した新たな価値の創出ができる会社へ変容することを目指す姿とし、生産性・創造性を向上させるためのさまざまな取り組みを行っています。

活動事例

セミナー、
教育の実施

  • D&I講演会「働き方改革の進め方」
  • 介護と仕事の両立支援セミナー
  • 男性育休推進セミナー
  • eラーニング「アンコンシャスバイアス」

ワークライフバランス

Life(PrivateやSocial)の充実がWorkの能力を高める「WorkとLifeはシナジー関係」と考え、社員が生活と調和を図りながら働くことができるよう制度を整えてきました。育児・介護については『相談窓口』を設け、制度の案内等 積極的にサポートを行っています。女性社員の各種育児制度利用は定着しており、現在は男性の育児参加も積極的に推進しています。

子育てサポート
企業として認定
「くるみん」を取得

子育てサポート企業として認定「くるみん」を取得 子育てサポート企業として認定「くるみん」を取得

2016年3月8日付で、愛知労働局より次世代育成支援対策に取り組んでいる子育てサポート企業として認定を受け、次世代認定マーク(愛称「くるみん」)を取得しました。

「愛知県ファミリー・
フレンドリー企業」
として登録

「愛知県ファミリー・フレンドリー企業」として登録 「愛知県ファミリー・フレンドリー企業」として登録

2015年8月5日付で、仕事と生活の調和を図ることができるよう積極的に取り組んでいる「愛知県ファミリー・フレンドリー企業」として登録されました。

育児支援の制度

産前産後休暇

産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後8週間。

育児休業

子どもが1歳に達するまで(保育園に入所できない場合などにより2歳に達するまで延長可)。

育児短時間勤務制度

子どもが小学校1年生の年度末まで労働時間を6時間に短縮(フレックスタイム制度併用可)。

その他支援制度

母性健康管理休業、産休前面談の実施、育休後復帰前面談の実施、
配偶者の出産休暇、看護休暇※、労働時間の制限※。

※性別に関係なく制度を利用できます

介護支援の制度

介護休業

1人につき最大93日間。

介護休暇

1人につき年間5日まで。

その他支援制度

労働時間の制限。

その他関連制度

・配偶者転勤休業制度 ・カムバック制度 ・再雇用制度 ・セカンドキャリア支援制度 他

ワークスタイル変革

柔軟な働き方を可能にするため、ICTを駆使して環境づくりに取り組んでいます。

テレワーク(在宅勤務)制度

ペーパーレス活動

自宅などから社内と同じ環境で働くことができる制度です。時間や場所にとらわれないワークスタイルで、業務効率化を図ることができます。

ペーパーレス活動

自宅などから社内と同じ環境で働くことができる制度です。時間や場所にとらわれないワークスタイルで、業務効率化を図ることができます。

紙がなくても仕事ができる“どこでもオフィス”(テレワーク対応)と会議スタイルの変革を目指し、ペーパーレス化を推進しています。

オフィス環境改善

フレックスタイム制度

ICT先端技術を導入し、さまざまな業務スタイルに対応できるようオフィス環境を整えています。

フレックスタイム制度

ICT先端技術を導入し、さまざまな業務スタイルに対応できるようオフィス環境を整えています。

日々の業務に応じて、始業・終業時刻を社員一人ひとりが自由に選ぶことができます。コアタイムは設けず、最低勤務時間のみ設定することで、効率的にメリハリのある勤務ができるようになっています。

女性の活躍を推進するための行動計画

女性の活躍を
推進するための
行動計画

女性の活躍を推進するための行動計画

豊通シスコムでは、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の
推進を重要な経営戦略の一つと位置付け、
以下のように方針を掲げて取り組んでおります。

01

個々が多様性の理解に努め、違いを受け止めることでD&Iを推進する風土を醸成する

02

多様化するビジネス環境や顧客ニーズにICTを活用した新たな価値の創出ができる会社へ変容する

女性活躍推進について 女性活躍推進について

女性活躍推進について

女性が安心して働きながらキャリアアップできる制度および風土が整っておりますが、更なる活躍領域の拡大を推進すべく、以下2点の取り組みを進めます。

01 総合職における女性採用強化

02 女性社員のキャリア形成支援

行動計画について

女性のキャリアアップ・活躍領域の拡大を推進すべく、課題・目標・計画期間を設け、実施しています。

計画期間

2021年4月1日 ~ 2026年3月31日

当社の課題

管理職に占める女性労働者の割合(2020年度実績:6%)が、
厚生労働省公開の産業平均値(情報通信業は8%)を下回っている

目 標

01 女性のキャリア志向向上のための研修開催(数値目標:参加者に占める女性割合50%以上)
02 カムバック制度・配偶者転勤による休職制度の新設(数値目標:制度利用者1名以上)

取り組み内容と実施時期

取り組み目標1

取り組み目標2

女性のキャリア志向
向上のための研修開催

2021年4月~:研修の実施、参加者にアンケート調査
2025年4月~:取り組みの効果検証および改善策の検討

取り組み目標2

女性のキャリア志向
向上のための研修開催

2021年4月~:研修の実施、参加者にアンケート調査
2025年4月~:取り組みの効果検証および改善策の検討

カムバック制度・配偶者転勤による
休職制度の新設

2021年4月~:制度導入、運用方法の検討
2021年6月~:個別相談対応の受付開始
2025年4月~:取り組みの効果検証および改善策の検討

HEALTH MANAGEMENT

みんなの元気が、
豊通シスコムの元気。

豊通シスコム
健康宣言

健康に気を付けて、
個人の余暇を充実
~家族との団欒や趣味を楽しむことを大切に~

豊田通商グループ健康宣言に基づき、当社も2018年10月に経営トップより当社に合った独自の健康宣言をしました。会社は施策他で支援し従業員は自ら健康意識を向上し取り組む事で共に成長したいと考えます。従業員の健康維持・増進を最重要経営課題として以下を取り組みます。

01 豊田通商グループ健康宣言に基づき、従業員各人の健康意識向上を図り、
従業員の健康維持・増進に取り組みます。
02 ICT活用を通じて働き方改革に取り組み、従業員が時間を有効活用できるようサポートします。
03 上記を通じて従業員が家族との団欒や趣味を楽しみ、
心身を豊かに保つことで新たな発想やイノベーションの創出につなげていきます。
健康戦略マップ 健康戦略マップ

2024年3月11日、経済産業省と日本健康会議が優良な健康経営を実践している法人を顕彰する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門(ホワイト500))」に選定され​ました。

健康経営が目指す姿と
そのための3つの指針

健康経営が目指す姿

健康でこころもからだも元気な社員と活気ある会社

3つの指針

01

従業員の健康

当社は、従業員が自ら自身の健康を認識し、自主的に健康改善取り組みを行い活力高く働けるようサポートします。

02

職場の活性化/働き方改革

当社は、戦略的な健康経営の取り組み(方針・施策・投資)と、ICTを活用した働き方改革を進め、安全で安心して健康的に働ける職場環境を整え、「健康でこころもからだも元気な社員と活気ある会社」の実現をサポートします。

03

プライベートの充実/
社会への貢献

当社は、従業員が家族や友人と過ごす時間や趣味や運動の時間が大切と考えます。プライベートの充実が新たな発想やイノベーションを起こし従業員と会社が共に成長し社会への貢献に寄与いたします。

健康経営推進体制

当社は、従業員とその家族の安全と健康を第一と考え、健康経営が経営土台となっています。
従業員一人一人が生涯にわたり社会に貢献していくためには、自立的に自身の健康保持・増進を行えることが大切と考えています。
そのため「ヘルスリテラシー向上」を最重要課題と設定し、最高責任者を代表取締役社長とし、推進責任者に人事部長を任命し、人事Gの健康スタッフ・保健師・産業医・公認心理師が専門性を発揮し、健康保険組合他と協働や衛生委員会で従業員の意見を反映し、健康経営を推進します。

健康経営推進体制 健康経営推進体制

労働安全衛生

労働安全衛生法に基づき、衛生委員会の開催、衛生管理者や産業医による職場巡視を実施しています。
また、労働安全衛生についての危険源の特定、リスク評価も実施し、労働災害防止に努めています。

健康経営取り組みによる
各種数値

労働安全衛生

ワークエンゲージメント・プレゼンティーイズム分析に関して
・測定時期:ストレスチェック同時実施 ・回答率:97.2%(355人)

  • ※1産業医が必要と指示した者のみ
  • ※2治療対象者のうち治療を受けている者の割合
  • ※31週間に2回、1回あたり30分以上の運動を実施している人の割合に「はい」と回答した者の割合
  • ※4「朝食を抜くことが週に3回以上ある」に「いいえ」と回答した者の割合
  • ※5頻度が時々または毎日かつ飲酒量が清酒換算2合/日以上
  • ※6連続して7日以上私傷病で休んだ者の損失割合
  • ※7出勤しているにも関わらず心身の健康上の問題が作用してパフォーマンスが上がらない状態
  • ※8ユトレヒト・ワークエンゲージメント尺度との相関の高い8項目を用いたベンダー独自尺度で測定

総評

2020年度より、発生率が高い胃がんや大腸がんへの予防として定期健康診断項目に胃がんリスク検診、大腸がん検診を追加しがん検診を実施しています。
2023年度からは、定期健康診断項目への風しん抗体検査の追加に加え、希望者に対して婦人科検診の追加と費用補助を開始しました。
また、精密検査や治療への働きかけを推進し、精密検査の受診率を維持しています。 新型コロナ流行による働き方(テレワーク)や生活スタイルの変化から、一時的に有所見率や肥満率、 生活習慣が悪化傾向にありましたが、健康施策により、有所見者率や肥満率、生活習慣が改善しています。
健康施策の一つである健康イベントでは、歩数が多い人ほど健康行動目標達成度が高く、 ヘルスリテラシーが高いことがわかりました。 今後も生活習慣病予防の観点から社員一人一人のヘルスリテラシーの向上に特に注力して活動する必要があると考えています。 加えて、アブセンティーイズム・プレゼンティーイズムや医療費の分析を適切に行い、投資を検討していく予定です。

取組み内容

01

定期健康診断

従業員へ定期健康診断の受診を義務付けており、受診率は100%を維持しています。事後措置として、就業区分判定や、産業医や保健師による保健指導を行い、従業員の健康状態改善に繋げています。豊田通商グループでは、豊田通商(株)東京本社・大阪支店の社内診療所に加え、2020年度に、名古屋本社の 提携診療所として名古屋ステーションクリニックに従業員専用時間を設け、受診アクセスの向上を図っています。保健指導や働きかけの成果として、生活習慣に関しては年々改善傾向にあり、個々のヘルスリテラシーの向上が見られています。

02

ストレスチェック

2010年より毎年ストレスチェックを実施しており、高い受検率を維持しています。 高ストレス者支援、集団分析を活かした組織改善等、個人・組織の両面から従業員のこころの健康をサポートしています。また、2021年度よりストレスチェックシステムに学習機能を実装し、従業員のメンタルヘルスの知識向上を図っています。 ストレスチェックにはエンゲージメント項目を追加し、プレゼンティーイズム・エンゲージメントの数値の分析を行っています。分析の結果、ストレス度が高いほどワークエンゲージメントが低くプレゼンティーイズムが高くでていることがわかりました。エンゲージメントとストレス度の関連性に着目し、改善施策を検討しています。

03

残業削減対策

従業員の勤務時間を把握し、具体的なKPI値を定め、残業時間削減施策を継続して行っています。また、長時間労働者には産業医面談を実施し健康障害防止に取り組んでいます。生産性の向上と適正な残業時間のバランスを取れる職場を目指して取組継続します。

04

有給休暇取得奨励

リフレッシュ休暇制度など長期の有給休暇が取りやすい環境をつくり、有給休暇取得率の向上に努めています。2020年度は、新型コロナウイルス感染予防による全従業員の在宅勤務が進んだ半面、有給休暇取得率が 低下しました。取得しやすい環境づくりとして“夏期休暇+2活動”や“メモリアル休暇活動”を行うことで 有給休暇取得率は年々改善し、2023年度は74.89%とコロナ禍以前の水準に到達しました。

05

生活習慣病対策

メタボリックシンドローム対策として、健康保険組合と連携し特定保健指導を実施しています。その他、生活習慣改善のための健康イベントやセミナーを開催しています。

06

喫煙対策

2015年より段階的に喫煙室閉鎖を開始し、2020年4月より屋内喫煙室をすべて閉鎖しました。現在は、禁煙セミナーや禁煙外来補助等、禁煙促進施策を実施しています。禁煙率は2020年度、2021年度と改善しています。

07

がん対策・
女性特有疾病対策

健康増進のため、下記取り組みを開始しています。
◎定期健康診断へ胃がん・大腸がん検診項目追加 ◎人間ドックの費用補助 ◎婦人科検診の費用補助
婦人科検診受診率向上のため、2023年度は希望者に対して婦人科検診を実施しています。

08

メンタルヘルス対策

全従業員へセルフケア教育を、管理職へはラインケア教育を行っています。また、社内には「こころとからだの相談窓口」を設置し、専門スタッフによる相談・支援を行っています。

09

健康相談・療養者支援

産業保健スタッフ・人事・職場が連携し、不調者への個別支援や、療養前~療養中~復職後に至るまで療養者のサポート支援を行い、療養の長期化・再発防止に取り組んでいます。

10

健康イベント

「歩く習慣のきっかけづくりと健康意識の向上」と「 コミュニケーションの活性化」を目的に、2018年から毎年開催しています。2021年度は、ウォーキングに加えて、健康的な生活習慣を目指すための健康行動目標を掲げ、 目標達成に取り組む社内イベントを開催しました。
(参加率40.4%、参加者満足度91.6%:平均歩数7,281歩)
参加者によるアンケートの結果、体重減・体調良化のあったとの回答が44.2%あり、特に体重減少のあった社員では、歩数が多く健康行動目標達成度が高いという結果でした。また、歩数平均が8,000歩以上では健康行動目標達成度が高い傾向にあり、歩数が多い人ほどヘルスリテラシーが高いことがわかりました。イベント後も健康を意識した行動するとの回答が88.4%あり、ヘルスリテラシー向上にも期待できると取組みとなっています。2022年度は参加率が49.0%と過去最高の参加となりました。2023年度は健康保険組合との初のコラボ開催を行い、健保提供のアプリを使うことで、他社の参加者とも競いあうことでモチベーション高く取り組むことが出来ました。2023年度は新たな試みとして、グループ会社も対象に血管年齢等を測定する健康チェックイベントを行いました。社内外を合わせて253名が参加し、健康への関心の高さを確認することができました。

11

ヘルスリテラシーセミナー

がんなどの病気、食生活などの知識、ストレッチセミナーなど、毎年テーマを変えて行っています。
2023年度は、以下のセミナーを実施しました。
産業医セミナー(お酒との上手な付き合い方):参加者34人、満足度100%
男女の更年期セミナー:参加者56人、満足度82%
更年期のセミナーはご家族の視聴も可能とし、家庭での健康意識向上にも寄与しました。その他、ダイエットセミナー、花粉症に関する情報を案内しました。

12

健康ポータルサイト

健康情報、健康相談、イベント告知、定期健康診断結果の見方等を従業員に発信しています。

13

節目面談

新たに入社した社員、入社2、4、11年目、新任役職者など、節目となる年齢や時期に、心身の状況を確認し、相談やアドバイスを行っています。

14

食生活の支援

健康的な食生活を目指して、朝食欠食率の改善、栄養バランスの改善のため、オフィス内に野菜ジュースやスムージー等の提供をしています。